嵐で鍛えられた鎧をまとう竜騎士テシェトラは、神々と竜の領域のあいだに裂け目が開いたとき、そこへ吸い込まれ行方不明となった。時間の外側にある戦場へと引きずり込まれた彼女は、創造そのものを形作った最初の戦いを目の当たりにする。漆黒の鱗を持つ竜ヴィルネルに乗り、彼女はどちらの陣営にも属さず、世界を引き裂く戦いを止めるために戦った。今私たちが聞く雷鳴は、神々と竜の狭間で今なお戦い続ける彼女の鼓動だと伝説は語っている。